デジタルサイネージとは?そのメリットや仕組みをあらためて理解する

 2020.05.28  デジタルトランスフォーメーションチャンネル

街頭の巨大ディスプレイから商品の陳列棚に設置された小型のディスプレイまで、デジタルサイネージは幅広いシーンで利用されています。このデジタルサイネージですが単にディスプレイ設置すればデジタルサイネージと呼ぶわけではありません。必ず映像を管理するためのコントローラーとセットになっています。コントローラーはつまり、ブルーレイディスクプレイヤーなどの再生機器に搭載されているような表示を制御する管理機能です。映像を再生したり停止したり、早送りしたりと各再生機器に適したコントローラーが搭載されています。

では、デジタルサイネージを利用するとビジネス的にどのようなメリットがあるのでしょうか?本記事では、デジタルサイネージの仕組みからメリットまで解説していきます。

デジタルサイネージとは?そのメリットや仕組みをあらためて理解する

デジタルサイネージのタイプ

一見、同じように見えるデジタルサイネージにも実は複数のタイプがあります。それが「スタンドアロンタイプ」「ネットワークタイプ」「インタラクティブタイプ」の3タイプです。では、それぞれにどのような特徴があるかを確認していきましょう。

スタンドアロンタイプ

このタイプのデジタルサイネージは単独で機能することができるように、デジタルサイネージにUSBメモリなどの記憶メディアを挿入すること、内蔵されたコントローラーによって映像データを再生します。解像度にもよりますが。安価に入手できるものも多いことから個人事業主の店舗にも設置されているタイプです。また、複雑な設定を必要としないので、デジタルサイネージ初心者でも導入しやすくなっています。ただし、記憶メディアに保存された映像・画像コンテンツを転送するのに時間がかかるため(グレードに依存)、更新頻度の高いコンテンツを表示する場合には向かない傾向があります。

ネットワークタイプ

ネットワーク(主にインターネット)に接続され、記憶メディアを使用することなくネットワークを通じてコンテンツを表示できるタイプのデジタルサイネージです。公共交通機関での時刻表示や役所・病院内に設置されている大型ディスプレイ、街頭広告に使用されているのは大方このタイプになります。ネットワークを通じてデジタルサイネージに映し出すコンテンツを管理できるので、リアルタイムに複数箇所へ情報を発信したい場合に最適です。利用にあたりネットワーク構築やコントローラー用端末の用意、システム保守などの費用がかかることから導入費用は高額になります。ちなみに、コンテンツの更新時のみネットワークに接続するタイプもあります。

インタラクティブタイプ

インタラクティブタイプはユーザーとの対話が可能なデジタルサイネージです。外部からのアクションに反応して動作するタイプであり、主にタッチパネル操作によって画面が遷移し、商品や所在地の検索などに使用されます。大型のショッピングモールでは当たり前のように見かけるようになりました。さらに、デジタルサイネージによってはセンサーを通じて通過する人やアクションを検知して、特定のコンテンツを配信するタイプもあります。

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デジタルサイネージのメリット

デジタルサイネージを設置するメリットは多岐に渡ります。メリットを理解した上で導入することで、メリットを最大限に引き出すことができるでしょう。

メリット1. 一枚で複数のコンテンツを配信できる

紙媒体の広告の場合、複数のコンテンツを同じ場所に設置したい場合はその分の枚数分のスペースが必要です。それでは店舗の外観を損ねてしまいかすし、広告効果が薄れる可能性が高いでしょう。一方、デジタルサイネージはたった一枚で複数のコンテンツを配信できるため、設置スペースを最小限に留められます。デジタルサイネージを含めて店舗の外観レイアウトを設計できますし、配信したい情報を配信したいタイミングでダイレクトに届けることができます。

メリット2. 人や場所に応じてコンテンツを変更できる

人は常に自分に合った情報を求めています。そのため、インタラクティブタイプのデジタルサイネージを導入することで、タッチ操作によってその人が求める情報を取得することが可能です。これによりCX(カスタマー・エクスペリエンス)を高めて広告効果を高めることも可能になります。さらに、デジタルサイネージを設置する場所に応じて配信するコンテンツを変更できるため、紙媒体による限定的な対応から解放されます。

メリット3. リアルタイムな情報発信ができる

ネットワークタイプのデジタルサイネージではその時々に変化する状況に合わせて発信する情報を変えることができます。リアルタイム性の高い情報を発信することで、視聴している人にとって有益な情報や会社として押し出したい情報を配信することでブランディング効果や売上への貢献が期待できます。

メリット4. 映像と音で人の目の留まりやすい

紙媒体で設置された広告よりも、映像と音で訴求するデジタルサイネージの方が五感に訴えられることが可能であり人の目に止まりやすいことが認知されています。このため、デジタルサイネージを活用した広告の方がより多くの人の目に留まり、広告効果を高めることができます。

デジタルサイネージのこれから

CCI(サイバー・デジタルコミュニケーションズ)とデジタルインファクトが共同で行ったデジタルサイネージ広告市場に関する調査を実施したところ2019年の市場規模は749億円(前年比113%)になる見通しを発表しています。さらに、2023年には2019年と比較して170%成長し、1,248億円になると予測されています。

出典:MarkeZine「デジタルサイネージ広告、2019年の市場規模は749億円に/タクシーサイネージが急増【CCI調査】

このことから市場ではデジタルサイネージが今後も注目されていると言えるでしょう。

そんなデジタルサイネージのこれからを知るのに重要なキーワードが「AI」と「5G」です。AIとはご存知の通り人工知能のことであり、現在では至る所でAIを搭載したシステムやサービスが展開されています。さらに注目されているのが5Gによるネットワーク通信の高速化です。次世代の通信規格となる5Gは、現行の4G(LTE)と比較して100倍の通信速度を持つとされています。これにより今まで以上に高速なネットワーク通信を可能にし、よりリアルタイムに近い形でのコンテンツ配信が可能です。

また、デジタルサイネージとAIや5Gを組み合わせた取り組みも既にスタートしており、都心に設置された巨大ディスプレイの中にはこれらの技術を通じで、別々の場所にいる人同士が同じ体験をするなどの企画が展開されています。

今後はAIカメラとの連携により、デジタルサイネージの目の前に立っている人の性別や年齢を認識して適切なコンテンツを届けるものなどが登場していきます。ぜひ、デジタルサイネージの導入検討と、これからのデジタルサイネージについて情報に注目してみてください。

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