帳票システムとスマートグラスの連携によるフィールドワーク革命

 2022.06.23  デジタルトランスフォーメーションチャンネル

現場作業において、帳票システムとスマートグラスを連携させるソリューションシステムが、いま注目を集めています。本記事では、それぞれの概要やメリットを確認した上で、システム連携の具体的な流れや、連携で得られるメリットについてご紹介します。作業効率化に課題をお持ちであれば、ぜひ参考にしてください。

帳票システムとスマートグラスの連携によるフィールドワーク革命

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帳票システム「i-Reporter」とは

昨今、現場作業においてもDX化が進められています。とくに注目を集めているのが、多彩な機能を搭載した帳票システムである、株式会社シムトップスの「i-Reporter」です。では、i-Reporterには、どのような特徴があるのでしょうか。

帳票のデジタル化・ペーパーレス化

i-Reporterは、現場での作業者が負荷なく、間違いなく、簡単に入力できるような電子帳票を提供するシステムです。現場での作業において、これまでは紙やExcelで作成した帳票を使うスタイルが主流でした。ただこれらの方法では、作成にかかるタイムラグやミスが発生しがちです。

その点、i-Reporterでは、普段使い慣れた紙の帳票やExcel帳票を、そのままiPadやiPhoneなどで参照できる機能が搭載されています。自然な形で現場帳票のデジタル化やペーパレス化を進めつつ、作成される帳票の形式が変わらないため、現場も混乱せずに済むでしょう。

簡単でミスのない入力作業の実現

現場で帳票入力や報告をする際、抜けやミスが発生してしまうという課題にもi-Reporterは役立ちます。例えば、入力データの種類に応じて、「チェック機能」「数値」「選択肢」「日付」「画像」「バーコード読み取り」など、どの作業員にも簡単に使える専用のデジタルインプットが用意されています。デジタルインプットの支援項目は30を超え、現場で正確かつスピーディーな入力が可能になることで、作業員の負担軽減が期待できます。

また、これまで現場で帳票を手書きして報告する際に発生していた、入力もれやミスが減ることで、現場へ再確認したり修正したりする無駄な作業も削減できるでしょう。i-Reporterは、ミスを減らせると同時に、作業効率という点でも非常に魅力的です。

オフライン環境下でも使用可能

インターネット環境が届かないような場所で作業することもあるでしょう。i-Reporterは、iPadのネイティブアプリ上で動かせるため、どのような環境下でもパワフルで高速の操作が可能です。つまり、インターネット環境のない、あるいは電波が弱い場所であったとしても、問題なく使用でき、作業を滞りなく進めることができます。

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スマートグラス「InfoLinker3」とは

一方、現場作業ではスマートグラスの活用も進んでいます。そもそもスマートグラスとは、メガネのようにかけると、目の前に画面が現れてハンズフリーで映像を見られるソリューションアイテムのことを指します。製造業や保守業務においては、遠隔からの作業支援を受けたり、作業マニュアルを閲覧したりすることも可能なため、導入や活用が広まっています。

「InfoLinker3」は、スマートグラス関連で約20年もの開発を継続してきた、ウエストユニティス株式会社が提供するスマートグラスです。InfoLinker3には、以下のような特徴があります。

直接LTE接続が可能

InfoLinker3における最大の特徴としては、ネックバンドコンピュータ(NBC)本体にSIMスロットが搭載されており、LTE通信を使える点が挙げられます。屋外など、無線LAN環境を用意できないような作業現場でもポケットWi-Fiを持ち歩く必要がなく、スムーズな作業が可能です。通信が不安定で、作業をストップさせる心配もなくなるため、作業効率も向上するでしょう。

音声コマンドによるハンズフリー操作が可能

InfoLinker3を装着すると、自身の声による音声コマンド操作ができるようになっています。つまり、作業中の手を止めずにハンズフリーで操作できるので、作業員の負荷を軽減しながら生産性を上げることが可能です。

LinkerWorksで遠隔操作をサポート

また、InfoLinker3には、遠隔支援や現場支援が可能になる、クラウド型ソフトウェア「LinkerWorks」が実装されています。LinkerWorksでは、例えばビデオ通話を通じて遠隔の現場へ正確な指示を出したり、現場の状況を的確に把握できたりする「作業サポート機能」が搭載されており、現場作業者のサポートに効果的です。

もうひとつの特徴的な機能として、LinkerWorksには「作業ナビ機能」があり、ハンズフリーで音声コマンドを使って作業要領を確認しながら作業できることが挙げられます。作業履歴を管理・把握することで、現場での品質向上に寄与するでしょう。

帳票システムとスマートグラスの連携によるフィールドワーク革命

現場業務では、これまで紹介した帳票システムとスマートグラスの両ソリューションを連携させた「フィールドワーク革命」を目指し、より効果を上げようとする動きが注目を集めています。フィールドワーク革命を実現することで、作業現場にさまざまなメリットをもたらすことが可能です。

システム概要

i-ReporterとInfoLinkerを連携させるには、まずオフィスにあるPCにて、i-Reporterの「ConMas Manager」を用い、InfoLinker3での作業に適した帳票を作成します。その後、現場作業員はInfoLinker3で映し出される画面に沿って、作業内容や結果を入力します。このとき、前述した入力支援ツール「デジタルインプット」を使用すると便利でしょう。なお、入力した情報はConMasServerと呼ばれる帳票データベースに保存されます。最終的にはオフィスと現場のそれぞれで、i-Reporterから作業結果をExcel、CSV、PDFファイルなどで出力し、PCやタブレット上で、どのような作業内容だったのかを一目で確認できます。

このように、i-ReporterとInfoLinker3に内蔵されたLinkerWorksアプリケーションがAPI連携し、直接通信することでシームレスな統合を実現します。これによって、これまで手間がかかっていた、報告書作成や各種クラウドや基幹システムとの連携がスムーズに効率化できるようになるでしょう。

連携のメリット

i-ReporterとInfoLinker3には、それぞれにメリットがありますが、両者を連携させることで、さらに相乗効果を創出できます。最も大きなメリットとしては、現場での帳票入力作業が完全ハンズフリーとなる点です。InfoLinker3に表示された画面にしたがって、項目を選択する形で帳票入力していくため、従来のようにスマートフォンやタブレットに持ち替えて入力する必要がありません。また、音声コマンドも用意されているので、両手がふさがっているような場合にも、スムーズに作業を継続できるのが魅力です。

さらに、InfoLinker3の現場支援ソフトウェア「LinkerWorks」を活用すれば、ビデオ通話を使った現場作業員への遠隔支援も可能になります。LinkerWorksを利用するには別途契約が必要ですが、作業品質や生産性の向上を目指すためには非常に有効な方法でしょう。

まとめ

手書きの良さを活かしながらデジタルで帳票入力できるようにしたi-Reporterと、LTE通信で音声入力にも対応するInfoLinker3の連携によって、完全ハンズフリーでの帳票入力や遠隔からの作業支援が可能になります。作業効率に課題をお持ちであれば、ぜひ導入をご検討ください。

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