新規事業立ち上げの流れやアイデア出しに役立つフレームワークを紹介!

 2022.01.31  デジタルトランスフォーメーションチャンネル

新規事業を立ち上げるにあたり、進め方やアイデアの出し方がわからないといった問題に直面するケースは少なくありません。ここで悩むのは時間がもったいないため、必要な情報を入手して新規事業の創出をスムーズに進めていきましょう。本記事では、新規事業立ち上げの流れや、アイデア出しに役立つフレームワークを紹介します。

新規事業立ち上げの流れやアイデア出しに役立つフレームワークを紹介!

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なぜ新規事業が必要なのか

新規事業の立ち上げが必要な理由は、企業が今後も発展と成長を続けるためです。現代においては、企業を取り巻く環境が大きく変わり、消費者の価値観も変化しました。企業がひとつの事業のみで発展を続けるのは困難であるため、新たなビジネスへ積極的に取り組む必要があるのです。

また、新規事業の立ち上げは、組織の幹部候補育成にもつながります。新しい事業に取り組むときは、コンセプトの立案や方針の策定、計画の実行、評価などに関わります。チームで新ビジネスの創出に取り組む経験をさせることで、チームワークの大切さや責任感など、組織の幹部に必要な要素を育めるのです。

ほかにも新規事業が必要な理由として、特定の市場や事業に固執しすぎると、組織の衰退を招くおそれがあるということが挙げられます。どれほど成長している市場や事業であっても、その状態がいつまでも続くとは限りません。市場が衰退しても、企業として生き残るためには新たなビジネスを生み出す必要があります。

新たな事業を積極的に生み出していれば、既存ビジネスの市場が飽和状態になっても安心です。魅力的な市場には多くの企業が目をつけるため、またたく間にレッドオーシャン化してしまうケースが少なくありません。このような状況になっても、次々と新しい事業を生み出していれば大幅な利益低下は免れるでしょう。

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新規事業を立ち上げるベストタイミング

新規事業をいつ立ち上げるのか、タイミングで悩むケースも多いでしょう。ここでは、企業の創業期と成長期、成熟期、衰退期という4つのタイミングに分けて解説します。

まず創業期は、新たな事業に着手するベストタイミングとはいえません。組織が誕生したばかりの状態は、土台が安定していないことが多く、その状況でほかのビジネスに手を出すのはリスキーです。資金や人材などリソースが不足しているケースも多いため、時期尚早といえるでしょう。

成長期は、新規事業に取り組むベストな時期です。自社の主力事業が軌道に乗り、十分なリソースも確保できていると考えられるためです。万が一、新ビジネスへの取り組みが失敗し、損失を出したとしても補えるだけの体力はあるでしょう。

成熟期も、新たな試みを進めるのに適したタイミングです。経営が安定化しており、リソースにも問題がないため、スムーズに計画を進められるでしょう。ただ、既存事業の利益が頭打ちになりかけている、市場が飽和し始めているなど、危ない兆しが少しでもあるのなら、慎重に取り組みを進める必要があります。

衰退期は、何かに新しくチャレンジするには適さない時期です。競合に押されて売上が低迷している、優秀な人材が次々と流出しているといった状況で新たなチャレンジをしてしまうと、失敗したとき取り返しがつきません。現状を打破するため、新ビジネスに取り組むケースもありますが、石橋を叩いて渡る慎重さが求められます。

新規事業立ち上げの流れ

新規事業を立ち上げるときは、まず目的や目標を設定しましょう。それらが明確でないと、事業の方向性がぶれてしまう可能性があります。立ち上げメンバーのモチベーションにも関わるため、最初にきちんと設定しましょう。

目標が設定できたら、ビジネスのアイデアを出します。フレームワークを活用すれば、効率的に多くのアイデアを生み出せるでしょう。おすすめのフレームワークは後述します。

次に市場やニーズのリサーチを行います。情報収集に注力し、集めたデータを分析しましょう。リサーチがきちんとできていないと、消費者や時代にマッチしないビジネスになってしまう可能性があります。

そのあとは、事業の方向性を定め、具体的な計画を立てましょう。現実的かつ具体的な行動計画を立案し、実行へ移します。ビジネスが動き始めてからも、軌道に乗るまで適宜検証と改善を行いましょう。

なお、以下の記事も参考になるため、気になる方はチェックしてください。

新規事業化における課題や成功に導くポイントを解説!

新規事業のアイデア出しに役立つフレームワーク

新規事業の立ち上げにあたり、アイデア出しに難航してしまうケースは少なくありません。よいアイデアを出したい、と考えて出るものでもなく、ありきたりな発想になってしまうとの声もよく耳にします。アイデア出しに難航しているのなら、以下のフレームワークが役立つので、ぜひ活用してみましょう。

MVV

MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)は、経営学者として名高いピーター・F・ドラッカーが提唱したフレームワークです。使命と未来像、価値観を設定し、事業全体の方向性を定めるのに用いられます。

新たな事業に取り組む際には、方向性を明確にしなければなりません。方向性が明確でないと、事業を進めるにあたり適切な舵取りができず、従業員もどこへ向かえばよいのかわからなくなってしまいます。

MVVを使えば、目指すべき方向性を定めるのに役立ちます。ビジネスの具体的なアイデア出しを始める前に取り組むとよいでしょう。

MVVにおける使命は、組織としての存在意義や実現すべき目標です。なぜそれを実現したいのかも考えて設定しましょう。未来像は、思い描く理想的な組織像です。どのような組織が理想なのか熟考して設定します。価値観は、組織としての価値観であり、企業の未来像を実現するにあたり何が必要なのかを示す部分です。

3C分析

3C分析は、顧客(Customer)、競合(Competitor)、自社(Company)からなる3つのCを分析するフレームワークです。事業で成功を収めるために何が必要なのか、どのような課題があるのかなどを発見するのに役立ちます。

顧客の分析では、ニーズや市場の規模、顧客の消費行動などが対象です。ニーズをきちんと分析できていないと、顧客にマッチしない商品やサービスの創出につながりかねません。また、市場規模が把握できていなければ、成長性のない市場へ参入してしまう可能性があります。

競合の分析も、ビジネスを成功させるために重要です。どのような敵がいるのか、戦力や勢力はどの程度なのかといったことがわからないと、戦いには勝てません。ビジネスにおいても、戦いで勝つには敵を知ることが大切です。競合の数や特徴、市場におけるシェアなどをしっかり分析しましょう。

自社の分析も必要です。「敵を知り己を知れば百戦危うからず」の故事が示すように、競合だけでなく自社の戦力や置かれている状況などを把握しなくてはなりません。資金や人材をどれほど有しているか、既存事業の特徴や現状はどうかといった部分を把握しましょう。

SCAMPER法

SCAMPER法は、Substitute (代える)、Combine (組み合わせる)、Adapt (適応させる)、Modify (修正する)、Put to other uses(他の使い道)、Eliminate (削減)、Reverse・Rearrange(逆転・再編成)の7つを軸にアイデアを量産できるフレームワークです。

たとえば、採用しようとしている材料を「代える」だけで、新たなアイデアが生まれる可能性があります。また、製品やサービスを「組み合わせる」ことで、画期的なアイデアが誕生するかもしれません。

このように、それぞれの切り口から発想を促すことができ、アイデアの創出に役立ちます。ひとつの切り口から考えるだけでなく、複数の切り口を組み合わせてアイデア出しに役立てるのもよいでしょう。

まとめ

組織の持続的な発展や幹部候補の育成、市場の飽和など、新規事業の立ち上げが必要な理由は多々あります。事業立ち上げの流れやタイミングも把握したうえで、取り組みを始めてみましょう。アイデア出しには、MVVや3C分析、SCAMPER法などフレームワークの活用がおすすめです。うまく活用し、アイデア創出に役立ててください。

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