コンテンツクリエーターの課題をマイクロソフトはどのように解決するのか?

 2020.09.11  デジタルトランスフォーメーションチャンネル

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昨今のメディア・放送業界の課題の1つに、急増するデジタルコンテンツニーズに対する供給の効率化があります。デジタルコンテンツ製作は、AIソリューションや技術が求められる難易度の高いものです。

本記事では、Microsoft Azureプラットフォームがコンテンツクリエイター向けに提供するサービスについて説明します。

コンテンツクリエーターの課題をマイクロソフトはどのように解決するのか?

コンテンツクリエイターが抱える5つの課題とは

近年はメディア業界でもコンテンツのワークフローがクラウドへと移行しつつあります。それに伴い、コンテンツクリエイターも以下に示す5つの課題に直面しています。

1.コンテンツアップロード・インジェストに関する課題

映像コンテンツなどはデータが膨大になるため、大容量のリソースが必要です。CPUやメモリーなどのキャパシティを大幅に消費することから、良質なソースを利用しないと処理時間が長くなり、遅延の原因にもなりかねません。

2.コンテンツ制作に関する課題

ピーク時の高負荷に対処するための設備投資コストと、数多くの編集システムやストレージの分散によって増大するセキュリティリスクがあります。知財窃盗や違法コピーに備えるため、一定額の資本的支出が欠かせません。

3.コンテンツ管理に関する課題

コンテンツ管理における課題には、主に3つの課題が存在します。1つ目は、障害発生時の復旧対策が十分とはいえないという点。2つ目は、アーカイブが増大の一途をたどり、それに合わせてライブラリの管理も煩雑さを増しているという点。そして3つ目が、膨大なコンテンツのサプライチェーンを手動で管理しているという点です。

4.コンテンツ配信に関する課題

コンテンツ配信に関しても、主に3つの課題が問題とされています。まずマルチスクリーン配信やグローバル展開を目標とするストリーミングサービス開発には多大なコストと時間を要すること。次に、同時実行数の増加にともなうQoE(ユーザが体感する品質)の低下。そしてスポーツ中継やゲームのシナリオプレイイングなどにおける待機時間の増大です。

5.コンテンツ収益化に関する課題

コンテンツの収益化における課題とは、ターゲットを的確に推測して設定し、継続率を維持するためのデータやAI環境の整備が不完全であること。もう1つは、コンテンツや広告のパーソナライズ化の質向上とその維持です。

Microsoft Azureがメディアバリューチェーンをフルサポート

これらの諸問題のソリューションツールが、マイクロソフト社の「Microsoft Azure」です。Azure には、クラウドコンピューティングを通じたコンテンツ制作をサポートするさまざまな機能が備わっています。

アップロード/ライブインジェストを支えるサービス

Microsoft Azure ネットワーク

アプリケーションの保護や配信、ネットワークの監視も行えるネットワークツールです。単独でもいくつかを組み合わせることも可能です。

Microsoft Azure Express Route

Azureのデータセンターと、オンプレミスやコロケーションサービスのデータインフラとの間にプライベート接続を作成する機能です。インターネットを経由しないため、高速かつ信頼性の高い接続環境を享受できます。

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Microsoft Azure Data Box

大量のデータを、安全かつスマートにAzureのデータセンターへ移動させられます。情報はすべてAES で暗号化される一方、一般的なコピーツールで簡単に送れます。

編集/後処理を支えるサービス

Microsoft Azure ストレージ

クラウドコンピューティングに必要なストレージを確保するためのサービスです。安全でスケーラブルな非構造化データ用から、アクセス頻度の少ないデータ向けまで対応しています。

Microsoft Azure コンピューティング

アプリの実行に必要なインフラを提供するサービスです。クラウドコンピューティングのキャパシティに応じてスケーリングできます。

Microsoft Azure GPU対応 VM

単一またはフラクショナル、あるいは複数のGPU での使用に特化した仮想マシンです。グラフィックなどワークロード負荷の高い作業を意図して設計されています。

レンダリング/FXを支えるサービス

Microsoft Azure Virtual Machine Scale Sets

負荷分散させるためのVMをグループ化することができます。VMの実体数を自動的に増減させたり、複数のVMを一元的に管理したりできます。

Microsoft Azure コンピューティング

Microsoft Azure GPU 対応 VM

前出のこの2サービスも、多数のVMのスケジューリングやコンピューティング管理をサポートします。

Microsoft Azure 高パフォーマンスストレージ (Avere)

データをネットワーク接続ストレージに格納したまま容量を分散させ、オンプレミスのリソースに高負荷がかかるのを防げます。

Microsoft Azure サイクルコンピューティング

HPC(高性能計算)ワークロードの最適化および管理を一元で制御できるサービスです。HPCクラスターを簡素化したり、任意のサイズにスケーリングしたりします。

ストレージインデックス作成検索を支えるサービス

Microsoft Azure Archive Storage

アクセス頻度の少ないデータを低価格で保存しておけるサービスです。AES暗号化により、安全性も担保されています。

Microsoft Azure Cognitive Services

専門の知識がなくてもAIを導入したアプリ作成ができるツールです。分野別のAI機能ポートフォリオも利用できます。

Microsoft Azure Video Indexer

ビデオファイルやオーディオコンテンツなどから、自動的にメタデータを抽出してくれます。高度なメタデータは効率的な収益化を図るうえで欠かせません。

Microsoft Azure (Cognitive) Search

Webやスマホといった異なるコンテンツタイプに対して、統一された検索機能を提供します。インデックス作成およびクエリのためのツールも用意されています。

デジタルサプライチェーンを支えるサービス

Microsoft Azure Media Services (トランスコード)

高解像度のビデオのインデックス作成やストリーミングなどを行うプラットフォームです。AI機能を通じてコンテンツを見つけやすくすると同時に、パフォーマンスも向上させます。

Microsoft Azure Logic Apps (ワークフロー)

WebサイトのRSSフィードを自動的にチェックするロジックアプリを作成できます。トリガーやアクションの追加も可能です。

Microsoft Azure コンピューティング

Microsoft Azure ストレージ

前出のこれら2サービスも、アプリの実行に必要なインフラを提供し、円滑なワークロード処理をサポートします。

分析とエンゲージメントを支えるサービス

Microsoft Azure 高度な分析およびML

機械学習モデルを迅速に構築・展開し、コンテンツクリエイターにさまざまな生産性エクスペリエンスを提供します。

Microsoft Azure テレメトリ

ビッグデータの分析ソリューションです。リアルタイムデータと予測分析の視覚化も行います。

Microsoft Azure お勧め商品

コンテンツのレコメンデーションを提供したいときに、リアルタイムAPIを提供します。パーソナライズされたレコメンデーションを素早く抽出し、ビジネスチャンスを拡大させます。

Microsoft Azure パーソナライズ

顧客に関する重要なデータをより分け、パーソナライズされたマーケティングを実行します。

Microsoft Azure Mobile Engagement

モバイルアプリの使用状況や行動履歴などを可視化し、より効果的な通知やキャンペーンを後押しします。

ライブおよびオンデマンドの配信を支えるサービス

Microsoft Azure Media Services

前出のこちらのツールは、さまざまなメディアの形式に応じたコンテンツ配信サービスを提供します。

Microsoft Azure CDN

コンテンツ配信や更新の速度を向上させるサービスです。顧客のエンゲージメントを追跡し、分析情報を入手することもできます。

まとめ

マイクロソフトのMicrosoftAzureを利用すれば、ターゲットをより絞ったデジタルマーケティングとコンテンツ開発が可能となります。業務を最適化し、またデータを安全かつ大量に活用できることから、創造性と収益性の両立も強力にサポートします。

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