医療・製薬

医療業界の悩みを解消するMDMサービス「CLOMO MDM」とは?機能や導入事例を解説

医療業界にもITが導入され、日々新しいシステムが登場しています。中でも幅広く活用されているスマートフォンは、業務の効率化に欠かせない存在ですが、管理面の不安がつきまといます。そこで、業務効率化を図りたい医療関係者の方に向けて、病院・医療のスマートフォンを安全に管理する「CLOMO」の概要と機能、活用事例を紹介します。

医療業界の悩みを解消するMDMサービス「CLOMO MDM」とは?機能や導入事例を解説

先端技術とAI倫理がもたらす「より良い医療のかたち」

院内スマートフォン導入の悩み

近年、いつでも情報を共有できるため、医師や看護師、スマートフォンを業務に活用する病院が増えています。しかし、スマートフォンの便利さのみに注目して安易に導入してしまうと管理が行き届かず、重大な事件に発展してしまう可能性があります。

一番の懸念は個人情報の漏洩でしょう。常に連絡が取れるように院内スマートフォンを持ち出すこともありますが、外出先で紛失してしまったというケースもあります。万が一、中身が第三者に見られてしまった場合、重要な個人情報が外部に流出してしまう危険性があり、医療機関の信用問題へと発展してしまいます。

他にも、業務目的以外での使用が挙げられます。たとえば、業務時間中に関係のないアプリを使用していた場合、気を取られて重大な医療インシデントを発生させたり、Webサイトからウィルスを持ち込んだりする可能性もあります。

こうした管理面の悩みから院内スマートフォンの導入に踏み切れない病院もあるでしょう。しかし、スマートフォンは、適切に扱えば業務内においてとても利用価値の高いシステムです。そこで活用したいのが、上記のような管理面の不安材料を払拭できる「CLOMO MDM」です。

クラウド型MDMサービス「CLOMO MDM」とは?

「CLOMO MDM」は、クラウド型のMDMサービスです。MDMとは、Mobile Device Managementの頭文字で、iPhone/iPad/Androidといったモバイル端末を一括で遠隔管理するシステムです。

CLOMO MDMはクラウドで利用ができるので、インターネット環境があればいつでもスマートフォンを安全かつ効率的に管理でき、その使いやすさとセキュリティの高さからMDM市場では10年連続でシェアNo.1を獲得しています。

CLOMO MDMにできること

CLOMO MDMはMDMの基本的な機能に加えて、時間によって利用制限がかけられる業務利用を想定したシステムです。CLOMO MDM機能には、以下のようなものがあります。

  • 利用者の使用状況の把握
  • 位置情報の取得によるリモート管理
  • アプリ、カメラ、SDカード、Wi-Fiなどの通常機能の利用制限
  • データの初期化や利用制限の変更といった遠隔操作
  • ポリシー違反時の通知
  • グループでのルール適用

CLOMO MDMを使用すれば、誰がどのデバイスを利用しているのかが一目でわかります。万が一紛失した場合でも、デバイスの位置情報を取得して回収できるほか、リモート操作で初期化や起動のロックが可能です。

さらに業務以外に使用できないように、アプリの制限などもかけられます。もし不正に改造してアプリを取得しても、ポリシールールを設けていれば管理者にメールで通知が可能です。そのため、悪意のある行動を見逃す心配がなくなります。そして、これらの設定はグループにおいて自動的に適用されます。従業員の入退社時に端末のセットアップが発生しないため、無駄な工程を省けるでしょう。また、CLOMO MDMでは、業務時間以外の時間帯で利用制限をかけることも可能です。無駄な利用を防ぐだけでなく、定時退社を促進させるきっかけ作りにもなるでしょう。

医療業界におけるCLOMO MDMの導入事例

CLOMO MDMは数多くの医療機関に導入されている実績があります。そこで、ここでは実際にCLOMO MDMを導入した事例をご紹介するので、導入前の参考にしてみてください。

国家公務員共済組合連合会舞鶴共済病院

舞鶴共済病院は、これまで常勤医、非常勤の麻酔科医、各部門長がPHSを活用し、院内での連携や情報共有を図っていました。しかし、2021年1月にサービスが終了することから、一斉にiPhoneへと切り替えたのが発端でした。

全体への一斉周知が難しかったPHSからiPhoneに変更したことで、情報の周知が容易になりました。たとえば、院外でも手術日程や内容を把握できるため、当日どのような体制を組むのかを事前に確認できるようになるなど業務の円滑化も図られました。

また、患部の画像を撮影して、在宅の医師に助言を仰ぐことも可能です。これにより見落としを回避できたケースもあり、診断の精度向上にも寄与しています。

このようにさまざまな用途に活用しているiPhoneですが、院外での紛失や個人情報漏洩といった問題も生まれてしまいます。そこで利用したのが、CLOMO MDMです。CLOMO MDMは、端末を紛失しても初期化ができるだけでなく、パスワードを10回間違えるとデータが初期化されるためセキュリティ面も向上します。

操作から細かい設定まで初心者でもできてしまうCLOMO MDMの扱いやすさが、システムエンジニアが在籍していない病院のニーズにマッチした結果、導入に至りました。サポートに何度も連絡する必要もなく、すぐに使える点は病院にとっては大きなメリットでしょう。

医療法人社団東山会調布東山病院

東山会調布東山病院は、救急搬送患者の受け入れから訪問診療・介護・リハビリテーションを展開している病院です。以前から訪問看護にPHSを導入していましたが、こちらも2021年のPHS廃止を受けて2019年からiPhoneへ端末を切り替えています。

セキュリティを考えてiPhoneを選択しましたが、ハッキングや紛失して患者の個人情報が漏洩してしまうリスクが気にかかっていました。そのため、紛失・盗難時にリモートで初期化やロックができるCLOMO MDMを導入したのです。

CLOMO MDMを採用した決め手は、操作性の高さと充実したサポート体制でした。ITに専門的な知識がなくても簡単に使用ができますし、丁寧なサポート対応をしてくれるので安心感があります。実際に導入してみるとセキュリティ強化以外にも、患者の連絡先の一元管理や業務用途以外の利用制限など、目的以外の場面でも役に立っています。

まとめ

CLOMO MDMを利用することでは、業務で使用するモバイル端末を一元的に管理できます。利用者の管理、紛失・盗難対策、利用制限などさまざまな機能があるため、端末のセキュリティを向上してさまざまな面で役立つでしょう。

医療業界の業務発展のためにスマートフォンを活用するのであれば、CLOMO MDMの利用がおすすめです。

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