ファシリティマネジメントのメリットとは?施設管理との違いも解説

 2022.11.30  デジタルトランスフォーメーションチャンネル

現代の新たな経営戦略の一環としてファシリティマネジメントが注目されています。ビルや施設の管理責任者などであれば、聞いたことがある方もいるでしょう。今回はファシリティマネジメントの考え方やそのメリットについて紹介していきます。

ファシリティマネジメントとは?施設管理との違いやメリット4つを解説

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ファシリティマネジメントとは?

ファシリティマネジメントとは、企業が使用する施設や建物、環境などを経営の戦略的な視点から、総合的に管理して活用することをいいます。

ここでのファシリティというのは、施設や設備の「モノ」としてだけではなく、執務空間、移住空間、地域環境など利用する環境をすべて含んだものの運用を指しています。

その管理を行うファシリティマネジメントとは、それらの資源を有効活用し、利用者の満足度向上や生産性向上などを目指して行われるものです。

施設管理との違い

ファシリティマネジメントとよく似た言葉に、施設管理があります。 両者を同じ意味として使っているケースも見受けられますが、実際は意味が異なります。

施設管理は対象の施設の維持・保全が主な目的になっていることに対して、ファシリティマネジメントは既存の施設だけでなく、その周辺環境や新しく利用するものも対象となります。

ファシリティマネジメントは、全体の最適化を目標としているため、施設管理とは違うものとして理解しましょう。

ファシリティマネジメントの分野3つ

ファシリティマネジメントを捉えるにあたって、どういった分野があるのでしょうか。

ファシリティマネジメントには大きく分けると「戦略的分野」「エンジニアリングの分野」「サービスの分野」の3つの分野があります。ここでは、それぞれの分野にどういった意味があるのか、詳しく解説していきます。

1:戦略的な分野

ファシリティマネジメントにおける戦略的分野というのは、経営の視点から資産の管理や財務評価、生産性の向上などを目指す分野です。

全体の施設や設備などのファクターから、会社としてどういった状態になりたいかなどの目指すべき姿を、最適な形で追及していきます。

その手段として、各ファシリティの資産管理や財務評価、またそういった「モノ」を活用している従業員などの「ヒト」の生産性の向上を図るためには何をすべきかの計画を立てます。

2:エンジニアリングの分野

戦略的分野が全体感を通した観点からのレベルであったのに対し、エンジニアリングの分野ではそれをもとにした計画や建築、運営維持を行います。

各個別のファシリティを最適な状態で運用することを目指しているため、業務管理レベルであるといえます。

それぞれのファシリティが一定の判断基準に従って運用を行っているため、業務連携などがスムーズに進み、効率化やコスト削減などを効果的に行うことができるでしょう。

3:サービスの分野

最後にサービスの分野についてみていきます。

ファシリティマネジメントとしてのサービスとは、施設や設備の日々のメンテナンスや巡回など、主に日常業務を指すことが多いでしょう。

2つの経営戦略レベルと比べると、管理としての清掃や巡回などはファシリティを維持管理していくために必要なものです。現場作業に従事している従業員などの意識レベルに落とし込めるといった側面が特徴であるともいえます。

ファシリティマネジメントのメリット4つ

ここまで、ファシリティマネジメントの意味についてや、施設管理と異なる点、それぞれの分野について見ていきました。

次にファシリティマネジメントを導入することで、どのようなメリットがあるのかを4つの観点からご紹介していきます。導入を検討している場合はぜひ参考にしてみましょう。

1:コストを削減できる

最初に挙げられるメリットは、コストの削減を実現できることです。

ファシリティマネジメントには、施設や設備の有効活用を中長期的に行っていく目的があります。 このことから、定期的にそれぞれの設備などに無駄なコストがかかっていないか見直すことになるため、コスト面での経営効率の向上を期待することができます。

また、そのメンテナンスの結果をもとに、不要な設備の統廃合を行うことができ、結果的に資源の再配分を最適に行うことが可能です。

2:エフェクトを上げられる

次に挙げられるメリットは、エフェクトを上げられるという点です。 ここでのエフェクトとは、業務の生産性や施設利用者の満足度の向上を指しています。

空調設備の導入やオフィス環境の整備、省エネへの取り組みなど、就業環境の向上は従業員のモチベーションアップにもつながり、生産性の向上を期待することができます。

また、このような施策は職場だけではなく公共施設に導入することもできるため、施設利用者の満足度の向上にもつながるでしょう。

3:柔軟性がある

3つ目に挙げられるメリットは、柔軟性があることです。

従来の施設管理では、それぞれの施設や設備ごとの管理が行われていることも多く、 部署間の連携がスムーズに取れていない可能性があります。また、資源を効率的に配分できず、各所に余分なコストがかかってしまう側面があるでしょう。

しかし、ファシリティマネジメントの導入により、施設管理業務の標準化を行うことができ、 外部環境の変化に対しても一定の判断基準に従って、柔軟に対応することができます。

4:社会や環境問題への取り組み

こういった一連の取り組みは、環境に考慮した施設や街づくりにもつながります。 例えば、先ほどメリットとして挙げた省エネへの取り組みは、エネルギーや環境問題への貢献が期待できるでしょう。

また、こうした施設やITを活用した設備などの最適化を目的とした活動は、オフィスの内側だけではなく外観としても綺麗な状態を保つことを可能とし、街並みの調和につながるなど地域社会への貢献も期待できるでしょう。

まとめ

ファシリティの内容は多岐にわたるため、それぞれが個別に専門分野として対応しているのが現状です。 そこで、ファシリティマネジメントシステムとしてARCHIBUSがおすすめです。

ARCHIBUSは、管理や職場環境など、さまざまなワークプレイスの最適化に役立つシステムです。ファシリティマネジメントで必要なデータを一括で管理できるため、課題の発見や改善にも活用できるでしょう。

効果的な成果を上げるためにファシリティマネジメントは有効な手段となるため、ぜひ自社の経営戦略に取り入れてみましょう。

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