Internet of Human(IoH)とは? IoTを真の業務改善につなげるために

 2021.05.31  デジタルトランスフォーメーションチャンネル編集部

Internet of Humanという言葉を聞いたことはありますか?IoTやICTは広くその名前が広がってきましたが、IoTをさらに一歩進めるための新たな領域というべき存在でしょう。
「モノのインターネット」と呼ばれ進歩を進めてきたIoTですが、IoHは「ヒトのインターネット」と呼ばれ、これから進歩していく領域といえます。

今回はInternet of Humanの概要とその可能性、IoHの活用をどこに見出すのか、実現方法などの紹介まで詳細に解説します。

Internet of Human(IoH)とは? IoTを真の業務改善につなげるために

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Internet of Human(IoH)とは?

Internet of Humanの略称として、IoHと呼ばれている「ヒトのインターネット」のことです。IoTによって人は常にインターネットと触れ合う機会が増えてきましたが、IoHという「ヒトのインターネット」という概念によって、行動や位置をはじめとした、生体情報、嗜好や感覚、感情も共有され、人の行動の流れや健康状態の把握、生産性の向上、マーケティング情報なども取得できるようになったのです。

つまりIoHとは、IoTのさらに次の領域といえるでしょう。

「モノのインターネット」(IoT)の次のステップ

既に世の中にはIoTとして「モノのインターネット」という概念が確立されています。IoTは身近にあるあらゆる電子デバイスとインターネットがつながり、情報交換、シナジー効果を生み出す仕組みとして成長を遂げてきました。

モノ、つまり電子デバイスがインターネットに接続されることで今までできなかったこと、想像を超える物事が現在も生まれているといえるでしょう。ここでさらに、ヒトとインターネットが「接続」され情報を活用することができれば、さらに今までのIoTだけではなくIoDとの掛橋としてヒトを利用することができると考えられます。単に情報を得るためではなく掛橋としても役立つように「ヒトのインターネット」といわれるIoHは登場したのです。

既に基盤の整いつつあるIoH

スマートフォン、スマートウォッチ、ウェアラブル端末、スマートスピーカーなど、生活の中に既にIoHの基盤は整いつつあります。実はこれらの電子デバイスはIoH基盤として活用が可能です。

例えば、位置情報や行動の記録、生体情報がIoTとつながることで、ヒトを制御することが可能です。生体情報でいえば、心拍数が上がることや心電図、体温を定期的に取得することで、管理センターがそれを検知し、メッセージの送信や危険に関するアラートを出すことが可能です。

今後ARグラスやスマートウェアが発展していく中で、IoTはもちろんのことですが、IoHとの連携を取っていくことでより効果的・効率的な機器として期待されていくことは間違いないでしょう。

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IoHがもたらす可能性

IoHは単なるIoTの次のステップではありません。例えば現場作業の安全の確保や、視界を共有することでベテランからの指示をわかりやすくすること、より効率的な作業へ改善することなどが期待されているのです。詳細を紹介します。

現場作業の安全確保

IoHを利用することで、具体的に得られる利点の1つとして、現場作業の安全確保が挙げられます。現場で作業を行っている作業員が身につけているスマートフォン、またはスマートウォッチ、ウェアラブル端末から、動作の状況、位置に関する情報、その他生体情報などが得られるのです。これによって、現場の作業員の身体的安全が確保されます。当然体調に関する情報も得ることができること、危険を探知することも可能です。

また、作業員はARグラスと呼ばれる拡張現実機能を搭載したメガネを利用し、作業員がみている視界を画面越しに確認することも可能です。

これによってベテラン作業員は管制室から指示を出すことが可能となります。同時に画面を共有しているため、ARグラスのような端末にメッセージを表示することも可能ですし、指示を段階に分けて行うこともできます。現場作業をより安全に、確実に行うことができるため、IoHは今後の現場作業に必要となってくるでしょう。

作業効率の改善向上

次に注目するべき点は作業効率の改善・および向上の効果です。特に効果的であるといえるのは医療現場でしょう。IoT機器によって、患者のバイタルデータをリアルタイムで管理することが可能となり、それによって医療スタッフは瞬時に行動判断を行うことができるようになるでしょう。

現在の社会情勢では医療現場の効率化や合理化は非常に急がれる事項の1つです。既に効率化の一環としてオンライン診療などや患者の情報を共有するなど、電子カルテなどが取り入れられています。今後はこのようなIoTとIoHの連携が取られることによって、遠隔治療、遠隔診断など、ビッグデータやクラウドを利用した効率化が行われていくでしょう。

その他にも、人の動作や行動から、場の空気を読むことが可能になることがいえるでしょう。これはコミュニケーションを潤滑にすることや、将来のオフィス環境における仕事効率の向上など、コミュニケーションの面でも役立つことが期待されています。また、労働作業においては、IoH機器によって労働者の動きをデータ化することが可能です。これを解析することによって、効率的な動きをする方法や環境を導き出すことが可能となります。

例えばアマゾンの倉庫などではロボットを導入することで、自動化を計ろうとしています。これも効率的な動きや、効果的な行動をする人間の動作から得た情報も入っていることでしょう。

まだ完全ではありませんが、効率化を行うことは現実的になっています。しかし人の仕事が全くなくなるわけではないこと、IoTとIoHとの連携こそが効率を生み出すということを考えなければならないでしょう。

IoH活用をいかに実現するか?

IoHは大きな可能性を秘めています。IoHだけでは活用を完全に行うことができるわけではありません。例えば、IoTとIoHをつなぐことが必要です。しかしIoHはまだ発展を始めたばかりのため、スモールステップで考えていかねばならないでしょう。

IoTとIoHをつなぐ

IoHはIoTの次のステップであることは間違いありません。それはあくまでIoTがあってのことであり、現場の安全管理の話に立ち帰れば、IoTが存在しているところに、IoHがあり、つながることで安全確保や生産性の向上に結びつくと言い切ることができるでしょう。

日鉄ソリューションズでは、このようなIoTとIoHの接続を融合した「IoX」というコンセプトを打ち出しました。これは「Internet of X」という意味であり、モノとヒトとの接続によって、安全性の確保や作業効率を行い、スマートな確変を促していくというものです。

これ以降のIoTやIoHはどれだけデータの連携や共有をすることができるのか、そういった枠組みや構築を行うことが今後の効率化をより一層加速させていくと考えられるでしょう。

小さく産んで大きく育てよう

ではどのようにIoTとIoHを育てていくのがよいのでしょうか。この時に大切なのはスモールステップで進めていくことです。開発当初から独自で大規模なシステムの構築を行っても本当に効果的かどうかは懐疑的です。大切なのは既存の技術やソリューションとの連携を図ることで、小さな試行錯誤を行っていくことにあります。

当然ビジネス上で活躍するためのシステムである以上、PDCAサイクルを利用することで、常時改善を図ることが大切でしょう。IoTとIoHの連携はもちろんのこと、今後発展していくIoHという領域やコストに見合った効果を期待するためにも、まずは小さなシステム連携から行い、段々と規模を大きくすることで、効率よく社会に浸透させることが可能となるでしょう。

まとめ

Internet of Humanの概要から、その可能性、今後どのように活用し、実現していくのかを解説しました。IoHはまだまだ成長段階ですが、IoTが今後もさらに普及することによってIoHも同じように広がりを見せてくるでしょう。その時に始めるとなるとコストやノウハウなどが不足することも考えられます。

日鉄ソリューションズではIoXソリューションによってIoHのスモールスタートを後押ししてくれるでしょう。安全性と生産性の向上を推進するために、まずは日鉄ソリューションズでIoHの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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