現在、新型コロナウイルス感染症(Covid-19)により、これまでに類をみない影響を受けています。経理部はもちろんのこと、どのように移転価格対応を扱っていくのかは、世界中の企業および税務当局にとって大きな課題となっています。
本セミナーでは、OECD『新型コロナウイルス感染症の世界的感染拡大に関する移転価格執行ガイダンス』(2020年12月)を踏まえて、独立企業間価格(ALP)レンジから外れてしまっている場合を想定し、その対処法について解説いたします。
移転価格対応を十分に行うことにより、税務当局から移転価格税制へのコンプライアンス意識が高いと評価される企業体制をつくることを本セミナーの目的としています。
そこで、本セミナーでは、(1)OECDガイダンスの内容、(2)独立企業間価格(ALP)レンジに入らない場合の対処方法、(3)重要拠点であるシンガポールで2021年1月に更新されたCovid-19移転価格ガイダンスと3つの視点から対応策についてセミナー行います。
開催概要
開催日時 | 2021年4月26日(月) 15:00~16:30(日本時間) |
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開催場所 | オンライン(Zoom) |
共催 | BDO税理士法人 東京海上日動パートナーズTOKIO ビジネスエンジニアリング |
参加費用 | 無料 |
ご参加方法 | Zoom Webinar *接続方法は別途ご案内いたします。 |
ご用意いただくもの | インターネット環境 |
プログラム内容 | 1.OECD「新型コロナウイルス感染症の世界的感染拡大に関する移転価格執行ガイダンス」における移転価格対応 講師:BDO税理士法人 移転価格アドバイザリーサービスマネージャ 大城 隼人 OECDは、2020年12月に『新型コロナウイルス感染症の世界的感染拡大に関する移転価格執行ガイダンス』を公表しました。本セミナーでは、その内容を解説いたします。また、コロナ禍やガイダンスを踏まえて、企業が直面するであろう機能・リスクへの対応、海外子会社が直面する移転価格課税リスクについて解説を行います。 2.「コロナ禍におけるベンチマーキング分析戦略」 講師:BDO税理士法人 移転価格アドバイザリーサービス顧問 田村 敏明 比較対象企業の選定において、コロナ禍の影響の有無の検討が重要となっています。業種によりコロナ禍の影響も異なるため、比較対象企業のスクリーニングも慎重に行うことが必要となっています。 また、データベースに比較対象企業の財務データが搭載されるまでのタイムラグがあるため、ベンチマーク分析において様々な実務上の問題が発生しています。セミナーでは、今後のベンチマーキング分析における注意事項について解説をいたします。 3.「シンガポールのCovid-19移転価格ガイダンスについて」 講師:BDOシンガポールジャパンデスクマネージャー 笠井 麻友 IRAS(シンガポール内国歳入庁)は、2020年9月に、Covid-19移転価格ガイダンスを公表しました。当ガイダンスは、OECDのガイダンスを受けて2021年1月に更新され、納税者にコロナ禍での移転価格分析・文書化およびAPA(事前確認制度)についての重要な指針を提供するものとなっています。当ガイダンスの解説を中心として、コロナ禍での移転価格税制への対応について、重要拠点であるシンガポール税制の観点から解説を致します。 4.「GLASIAOUSご紹介動画」 |
問い合わせ先 | ビジネスエンジニアリング株式会社(B-EN-G) プロダクト事業本部GLASIAOUSイベント担当 Email: glasiaous@b-en-g.co.jp |